MY OWN WAY

華廣みのりの視点から 物事の捉え方、感じ方、考え方などを発信しています。

コンプレックスとラブレター

まだ年始から3週間か・・

年末からこのところ、色々と動きが激しい。

ごくごく身近な範囲で濃い案件が複数進行中である。

 

そこで、長年シコリになっている感覚・・というか

「これは明らかにコンプレックスや!」と自信満々だったことが

急に雪解けしていく瞬間に出くわした。

 

キッカケは、この濃い案件のうちの1つ

一番私自身が深く関わっているところで交渉事が必要な場面が続いたこと。

相手は複数いて、それぞれに適切な形での根回しが必要だった。

(厳密にはまだ進行途中)

 

私は昔からこういうのが得意で、

単純な駆け引き能力に加えて

態度がでかい堂々としていることから

引越しや電気屋さんでの値引きなど

自分達夫婦の分はもちろん、

家族が要り様の時は全部私が交渉人になった。

今回もその要領で、しかも相手がよく知る人だったこともあり

予想していた上をいく結果になって一安心していたところ。

 

その案件のことで、交渉云々とはまったく別の分野で

友人にお願いしていた調べものの返事がちょうど返ってきた。

ついでに案件のことで色々と話を聞いてもらってすごくスッキリしたんだが、

(私が思うままにバーーっと投げても受け止めてくれる貴重な人w)

今後の展開や私の頭の中の策まで人に話したの初めてだったことに気付いた。

 

今回の案件を進めるにあたって、

誰にどこまで伝えていくか

すごくタイミングが重要だったので

絶対必須な範囲にだけ小出しでやりとりをしていた。

まぁ元々おしゃべりな方ではないし、

わざわざ策を打ち明けるメリットが今回はなかったので

調整しながら一手ずつ見極めていった感じ。

それがこの友人には連絡ひとつから

今後考えている方向性まで一気に聞いてもらった。

まぁ友人の専門分野だったこともあるが

それ以上に、今までの関係からの信頼ベースと、

"素の私のキャラクターを理解してくれている"という安心感が大きい。

 

 

数えてみたらもう10年来の付き合いのこの人と

出会ったのは初めて働いたバイト先。

ここで、仕事をする楽しさにハマり、そのまま社会に出た。

そこで形成されたのが 年齢/経験コンプレックス である。

若くして働き始めたのと、それまでの激しい末っ子気質のまま

世間に飛び出したので、お勤めの世界では

上から抑えつけられたことはしばしばあった。

例えば新卒での入社とか、もう少し年齢も経験値も重ねてからだったら

一般企業の中でも平和的にやっていけたかもしれないが(当社比で)

その代償に自分の個性は確実に欠けていっただろうなと予想する。

 

みんなと調子を合わせたり、

顔色を伺いながら行動を決めたり、

そういった処世術を覚えようともせず

それでも何とか揉まれながらそれぞれの時期に

自分がやりたい仕事が続けられたのは

100%最初の会社で出会った人達のおかげである。

 

誰からみても生意気で世間知らずなツンツン小娘を

面白がって受け入れてくれた大人が少なからずいた。

かなり閉鎖的で自分のことも大して話さないのに、

偏らずジャッジせず、あたたかく向き合ってくれた人達。

 

勢いのままに社会の渦に飛び込んで

自分の個性と折り合いをつけることに苦しみ、

とにかく毎日しのぐことに内面精一杯だった私にとって

この人達が命綱だった。本当に。

 

この時期のことを書きだすと

いくらでも溢れてくるので今は控えますが、

この頃お世話になった方々は

今でもお付き合いが続いている人や、

連絡が途絶えている人も風の便りを聞く。

 

今の生活スタイルのきっかけ、

個人で仕事をする道を教えてくれたのも

その間で出会った方だしなぁー。

(今でも母のような存在でいてくれる)

 

なんか、友人1人とのやりとりからそんなことを思い出して、

「早い段階で社会に出たのはこのためか!」と合点がいった途端

一般社会的には不利と負い目に思ってきたコンプレックスがほどけていった。

 

学歴職歴をつむかわりに、

社会で私の個性を発揮するための土壌を

豊かに育むための時間だった。

 

胸から泉が溢れ出すような、

あたたかい光が込み上げるのは

完全にマインドがほぐれた時の感覚。

 

御礼を伝えたい人が沢山浮かぶ。

(これ以上は泣きながら書くことになるので一旦ストップw)

 

***

 

その、何が言いたいかというと!

 

出逢った環境も有難いし、なにより、

20歳にも満たなくて今以上にひねくれ全開の私を

個性そのまま受け入れてくれた人がいたことが

私の人生最大の宝物。

 

人生は人との出会いで決まる説について

私はある程度支持している。

タイミングと選択肢の違いで人生はいかようにも変わっていくし、

選んだ先にそれぞれ出会う人がいるので

(自分にとって)いい人に出会えたからこれが一番よい、というわけではなく。

あくまで私の場合は、

「個性をそのまま認めてくれる人と

社会デビューして間もない時期に出会ったので、

その後も素直に育ち続けている。」っていう

1つのシナリオのパターンみたいな感じ。

 

 

だから、もしこれを読んだ方が

キツイ状況の渦中にいらっしゃる場合は、

その場の点だけ・面だけをみて一喜一憂するのではなく、

長期的・立体的な視点で捉えることはおすすめです。

今回書いたコンプレックスのように

長いことネックに感じる経験は地味にダメージがでかいですが

(もちろん私にもまだありますw)

いつか繋がる時がくるのを知っていると

現状マイナスにしか思えない出来事も

「よきに計らう」タイミングがくる確信を根っこの部分に持てます。

 

まぁ結局はどうあっても時間は進むから、

自分の内面のペースと折り合いをつけながら

その都度誠実に向き合っていくのが一番かと!

 

 

 

あと最後に、、、

長いお付き合いが続いている

今も昔もお世話になっている先輩方へ。

 

これからも恩返しができるように、

私のやれることで精一杯生ききりたいと思います。

引きつづき生暖かく見守っていてくださると嬉しいです。

 

愛と感謝をこめて。